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阪 急ビルに関するこのページの続編は
  ブログのりみ通信にて 不定 期に執筆。
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旧梅田駅コンコース 日本画制作日記
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きらめき
『煌』
  日本画 50号 F(116.7× 91.0cm)  2005年9月30 日 完成
 
第51回吹田市展 佳作受賞
 



今回描いた日本画を吹田市展に出品。佳作に入賞いたしました。

第51回公募吹田市 美術展覧会 (吹田市展)
会期  2005 年10月8日(土)〜10月16日 (日) 午前10時〜午後6時(16日は午後3時まで)
場 所  吹田市文化会館(メイシアター) 阪急千里線吹田駅下車すぐ

8 月20日(土)
写真撮影をしに梅田へ。今まで何枚かコンコースの写真は撮っていたのですが、 全体的に暗く、赤茶色の写真しか撮れなかったため、「金色の写真」が撮りたく て一眼レフの露光調節に初チャレンジ!しかし仕上がってみたたら真っ暗な写真 で落ち込んでしまいました。

8月22日(月)
写真再度撮影のために梅田へ。露光調節の試行錯誤を繰り返しながら、撮影した ところマニュアルモード、絞り4、シャッター速度1/8秒〜1/30秒で撮影 する となんとか明るくなることがわかりました。ところが今度は手振れの問題が…。 それに昼間に撮ったところ外光が青く入ってしまい、全体に色がくすんでしまう のです。というわけで、夜の6時以降に撮影したほうが良いということがわかり ました。写真を撮っているうちに気づいたのですが、普段点灯している18個の 中ラン プ、1個の大ランプに加え、夕方6時以降は一番上の6個の小ランプが点灯する ということがわかりました。これがつくと全体が明るく金色に照らし出されま す。

8 月24日(水)
コンコースのスケッチ。床に絵の具皿を置いて座り込んで描いていたら、警備員 さんがとんできました。このエピソードについてはこちらをご覧下さい。

8 月25日(木)
スケッチ2日目。またもややってきた警備員さんにもうすぐ完成するから、と頼 んで乗り切りました。スケッチのほうはこれで一応完成。
 
8 月26日(金)
京都国立博物館で開催されていた「龍馬の生きた時代展」の最終日だったので、 見に行きました。特に坂本龍馬の手紙が多く展示されていて良い展覧会でした。 (龍馬って すっごく筆まめだったのね・笑)七条界隈はあまり行ったことがなかったのです が、京都らしい和菓子やさんなどもあっていい雰囲気。機会があれば是非立ち寄 りたいと思いました。で、帰り道は七条から五条まで加茂川沿いに歩いて画箋堂 へ。我が京都精華大学の売店に入っていたのが
画箋堂だったこともあって、同級生 に場所を聞いて絵の具を買いに行ってみました。さすがに日本画絵の具が充実 してる〜!大阪では日本画絵の具があまり揃わないですからね〜。「金泥ありま すか?」と尋ねると奥から見本を出して下さいました。が、高い!「純金泥」は 2gで3千円もするそうな。これでは手が出ません。とりあえず、安い「準金 泥」(600円くらい)のを買って帰りました。

8 月28日(日)
シャンデリアのスケッチをする。最初に描いた水彩スケッチでは形がつかめない ので、シャンデリアだけ鉛筆でスケッチすることに。細部はオペラグラス を片手に観察して描きました。あと、壁面をつたう唐草模様のレリーフもスケッ チ。こちらはパターンの繰り返しなので、1パターンだけ描いておいてあとでそ れを増やすことに。

8 月30日(火)
午前中、注文していた日本画のパネルと麻紙が到着。同窓会で京都へ。途中、四 条の七彩画宝に寄りました。ここも日本画絵の具はかなり取り揃えです。水干絵 の具と岩絵の具を買い足し、その後「メルクゴールド」なる金色の粉を発見。合 成の絵の具ですが、私にはこちで十分。10g買って帰りましたがおもいきり余 りました。意外にもちょっとだけで結構綺麗な表情が出ます。
夜中に麻紙の水貼りをしました。



シャン デリアスケッチ



唐 草模様レリーフス ケッチ
 


8月31日(水)
草稿はとにかく時間がかかりました。シャンデリアに唐草模様、どこも かしこも描きこまなければならないところばかり。締め切りが気になり つつも草稿は設計 図のようなものなので、しっかり描いておかないといけません。

9月8日(木)
胡粉と黄土を塗り、草稿紙をもとに骨描き…。さらに水干絵の具で下地 を作ります。左の写真は塗り分けた状態。今回の絵はパースが一番大切 なので、ここまで くるのが大変でした。根気が無いとできません(^^;)ああ、早く岩 絵の具を塗りたい!

9月21日(木)
まだ途中段階ですが…全体の雰囲気が出てきました。画像ではちょっと わかりづらいですが、「メルクゴールド」という金色の粉を使いまし た。これはこれで結 構いい感じが出ました。準金泥はもったいなくて結局使いませんでし た。
 
スケッチでは外は昼間だったのですが、こちらでは夜の景色にしまし た。シャンデリアの輝きを表現するには夜のほうがいいかな、と思いま して。
た だいま制作中…

日本画は岩絵の具という粉を膠と水で溶いて塗ります。
水彩画と違って絵の具同士を混ぜることはできませんが、塗り重ねるこ とによっていろんな色が重なりあって深みのある色合いが表現できま す。
 
9月30日(金)
完成!夜中ギリギリまでねばりまし た。特に床面の光の照り返 し部分は何度も塗り重ねました。

  






 

 
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