海と山に挟まれた港町・神戸。『アドル
フに告ぐ』の舞台
となった神戸には、明治〜昭和初期に建てられたレトロ建築が数多く残っています。その北野異人館街の中にカ
ウフマン邸のモデルとなった「風見鶏の館」(旧トーマス邸)があります。
三宮駅から徒歩20分。風見鶏がまわる赤レンガの洋館は、北野異人館のシンボル的存在です。明治42年築
で現在では重要文化財に指定されています。家の
主がドイツ人だったこともカウフマン邸のモデルになったことと関連があるのでしょうか。もうひとつモデルと
なったのが、隣にある萌黄の館(旧シャープ邸)
です。こちらも明治36年築の重要文化財。幾何学模様の窓で囲まれた広いベランダからは神戸港まで見渡せま
す。このベランダはアドルフが父親のカウフマン に叱られるシーンそのままです。
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▲風見鶏の館
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